戦没期友の墓参　杉田繁春

　退職後の昭和六十三年より平成元年にかけて、日帰り（身体的・経済的理由）で可能範囲内の戦没期友及び戦没隊員（第一〇八震洋隊）のご遺族様をお訪ねし、続いて没後五十年に当る平成四年より同六年にかけて墓参をしました。

　戦没期友と戦没隊員のご遺族様訪問と墓碑参詣は、永年の悲願であったとはいえ持病に鞭打つ強行でありましたが、これを無事なしえたのも、ご遺族様から賜わりました親身も及ばぬご芳情ご高配のおかげによるものでありまして、ここに改めて心より厚くお礼を申し上げる次第であります。　

　このような一個人の私的行為を「なにわ会」へ報告することの是非について随分迷いつつ今日に至りましたが、遂に意を決めて報告することにしました。会員名簿に記載のない墓碑に関する情報を入手したいと望まれる人もいるのではないかと考えるに至ったからであります。　

　その戦没期友の氏名は下記のとおりでありますが、ご希望の方には出来る限り詳細に個別にご説明させていただきます。