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海軍中尉  床尾勝彦の遺書

大正12年5月20日生

(神風特攻・忠誠隊、昭和20年4月1日、南西諸島方面にて戦死。22才)

 

 遺書

 男一匹晴れの戦場に立つ其の名も薫る

 神風特別攻撃隊 梓弓(あずさゆみ)隊 我其の指揮官を拝す

 感激措く処を知らず 欣喜雀躍(きんきじゃくやく)任務の必成を期す

 弾は持たざるも 我愛機は即ち爆弾なり

 我らの征く処 日本魂の在る処 皇国の安泰期して俟つべし

 然れども今正に最大難局に直面す

 国家総力の如何 戦局を左右す

 頑張れ頑張れ

 

 かへらじと かねて思へば梓弓

      積る思ひを 討ちて晴らさん 

注  ○床尾中尉はホンチャンで兵学校の72期であった。なにか此処へ来て72期生が目立ってきたが、ホンチャンの立場上止むを得ない。なにせ戦没率54%のクラスであったから。  

(ネットより)

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