平成22年5月8日 校正すみ
杉浦 実のこと
杉浦タミエ(母)
実は終戦時、輸送船「杉」に乗り「マニラ」台湾の輸送任務にあたりましたが、身体をこわし、昭和21年9月3日付にて復員解除となり帰宅いたしました。
家庭に帰ってより医師の診療を受けつつ静養いたしましたが、薬石の効なく1年後の22年9月4日死亡いたしました。
母一人、子一人の家庭なれば、その寂しさはまた一入でございました。その寂しさをまぎらわすため、華道、和裁の教授に当り、保護司、民生委員のお仕事もいたしております。
只今では養子(杉浦光和、福田町役場勤務)を迎えて楽しい毎日を送っております・・・。
(なにわ会ニュース17号26頁 昭和44年5月掲載)