ブラジルの森栄家
森 忠重
「なにわ会」の皆々様には、御健勝のこととお慶び申し上げます。
お陰様にて、私達一同元気でブラジルでの生活を過しております。父が亡くなりまして早くも十一年が経ちましたが、彼が意図したそれぞれの生き方に叶っているかどうかは別にしても、皆が全く自由の中で思索し行動しているという、又それが出来るという幸せな生活であることには間違いはあ苛ません。母は本年77才になりましたが、末娘一家と共に生活しており、しばらく休んでいたピアノの練習を始めている様です。四人の子供(一名は在日)に孫十一人、これに今年、曾孫が一人加わっております。
さて、私事につきましては、「伯国東西キミカ」を受け継ぎまして十五年、政治・経済の混乱の中なんとか生き延びております。思えば一九七〇年代前半に数多くの日系企業が進出又合弁で設立されましたが二〇年を経て撤退を余儀なくされた企業が続きました。しかし、その中にあって、「なにわ会」の会員である東西化学産業(株)河野俊通社長による資金供与、強力な経営指導、技術の無償供与がありました事は本当に心強く、又経営者としての河野イズムは、海外に於いても十分通用することが実証された事かと考えられます。
お陰様で、長男は大学入学と同時に宣伝広告会社を設立、長女と次女は大学三年と一年で貿易を勉強しております。小生は長女の結婿、出産に触発され九月より「環境汚染管理工学」という修士課程に挑戦しております。又家内は45才から始めたゴルフが体に合ったのか5年にてハンデキャップ15となり、クラブ代表として、平日、土日を問わず対抗戦で活躍して五年後にはシングルになるべく、やはり挑戦しています。
全くの偶然ですが、父の墓から30mの処にアイルトン・セナがやってきました。今頃、レーシングカーの操縦法でも習っているかもしれません。
「なにわ会」の皆様には今後益々お元気で過ごされる事を祈ると同時に、ブラジル訪問の際は是非ご連絡下されば幸いと思います。
家族データ詳細
小生(54)
家内(50) ゴルフ歴5年、公式ハンデ15
長女(24)
長男(22) 本年大学入学 宣伝広告学科、やはり本年会社を設立
次女(20) 本年大学入学貿易学科
森 忠重 住所(掲載略)