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98号

平成19年度なにわ会年末クラス会記

中井 末一 

 平成19年度年末クラス会は町並みに早や師走の気配漂う12月4日、昨年同様アルカディア市ヶ谷に於いて行われた。懇親会は出席予定者68名(氏名5頁掲載)全員出揃い、定刻より多少遅れ1210分から村山幹事の司会により開始、初めに戦没者、戦後物故者の冥福をお祈りし、全員で黙祷した。

続いて上野年度幹事代表から「開会の挨拶」のあと「なにわ会の今後について」資料を配布して提案の説明があり,全員の拍手賛同で決定した。

決定した事項は,4頁に掲載した。

続いて司会者から次の平成20年度新幹事の紹介があった。

代表幹事 左近允尚敏(兵)

幹事 上野 三郎(兵)、中井 末一(兵)三澤   禎(機)、高杉 敏夫(主)

(都合により(機)の幹事三澤 禎君は野崎貞雄君と交代)

ついで,今回九州から遠路出席された池田武邦氏のスピーチ、乾杯の音頭で懇談に移った。会場はゆったりとした席の配置で参加者一同ゆっくりと寛げたことと思う。

途中今回態々出席頂いたご遺族の角田葉子様(慶輝君夫人)、中西英子様(健造君夫人)の紹介があり、また,杉田政一君から回天で戦死された吉本健太郎君の遺詩の吟詠披露、溝井清君から関西なにわ会に出席しての報告があった。

たまたま十二月四日は山田良彦君の八十四歳の誕生日に当たり一同から祝福されるほほ笑ましい一こま等もあった。

14時,いつもの通り相澤善三郎君指導で「艦船勤務」「軍艦行進曲」を全員声高らかに斉唱し、最後に司会者の閉会の辞をもって散会した。

 出席者の中には奥様に付添われて参加の諸氏、また足腰が悪く杖を頼りに難儀を押して出席してくれた諸氏等,幹事としては嬉しく改めてクラスの絆の強さを知らされた。

 本年度の幹事の中にも年度途中体調を崩し急遽代役して頂いた事実、また,来年度の幹事選びに難渋を極めた経緯等もあり、これ以上組織的なクラス会活動を継続することの困難を痛感する。

一般に平均寿命が延びたとは言え,85歳という年齢はやはり人生の大きな山場と思う。諸兄、益々ご自愛の上1年でも2年でも健康で長生きされんことを祈る。

(注)

角田葉子様の写真の左に写っているのは齋藤千鶴子様で娘さん,中西英子様の写真の左に写っているのは北川裕子様で娘さん。

今回の決定事項「なにわ会の今後について」は重要事項なので,特に4頁に記載した。

従来は次年度幹事に代表幹事だけが留任していたが,今回は中井幹事まで留任された。いかに幹事選びが難しいかを示していると思う