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93号

第十二回戦闘機会の記

         石井 晃

  十七年度の戦闘機会は新緑の古都奈良で五月九日と十日「三井ガーデンホテル奈良を拠点にして実施された。

 当日午後三時ホテルロビーにて受付開始(幹事石井・大村)森園を先頭にしてご夫人方も含め懐かしい顔のオンパレード、最長老の山田一夫様(故三郎の令兄大正九年二月二十九日生)の元気なお姿も見え、濱田秋朗(艦の代表としてゲスト参加)をアンカーとして総勢二十一名集合完了。ただ残念なのは、常連の阿久根正、林 藤太の両名が直前に風邪をひき欠席したことだった。

一風呂浴びて、懇親会の開始を待つ。

午後六時宴会場「エトワールの間」に集合。小生の開会の挨拶の冒頭 戦没並びに戦後物故のクラス諸兄に思いを馳せて冥福を祈り黙祷。挨拶が終わり「打ち方始め」となる

 一同は山海の珍味に舌鼓を打ち、美酒を酌み交わしながら歓談に花を咲かせる。恒例の村瀬の西川流の日本舞踊、演歌あり、軍歌あり、そして年齢を感じさせない山田様の朗々たる詩吟ありなど。戦闘機隊未だ衰えずの感あり。大いに盛り上がった懇親会も午後八時半頃一応お開きになる。続いて全員二次会(カラオケルーム)へ移動。吉江リモコン係の指示で琵琶湖就航の歌、同期の桜、ラバウル航空隊、愛国の花、天竜しぐれ、長良川演歌・・・

 また、談論風発とどまるところをしらず、しかし明日の予定もあり、午後十時半頃なごやかなうちにお開きとなる。

 翌十日朝食後八時半ホテル前集合。 大型観光バス(貸切り)にて市内観光へ

 ホテル→若草山山頂→東大寺・大仏殿→春日大社・宝物殿→興福寺・国宝館→ホテル(十二時十分頃到着)

 快晴の若草山山頂からの三百六十度、大和路平野の眺めはまさに絶景であった。ホテル帰着後「花葵の間」で昼食。次々に運ばれてくる会席料理に舌鼓をうちながら談笑、お互いの健康を祈り、来年の再会を期待し、次期幹事を吉江恒良、阿久根正両名にお願いする事とし午後二時半頃解散した。

【出席者】

 相澤善三郎、岡本俊章、新庄浩、松山実、村瀬信義、森園良巳、吉江恒良、濱田秋朗、市瀬文人夫妻、山田一郎(故三郎の兄)、粕谷衛(故仁司の弟)夫妻、中西英子(故健造の夫人)、中西典子(故健造の長男嫁)河野恵津子(故俊通の夫人)、品川容子(故弘の夫人)、竹内あい子(故茂の夫人)、竹内和子(故茂の妹)、大村哲哉、石井晃