92号
平成十七年度湘南なにわ会新年クラス会記
上野 三郎
恒例の湘南新年クラス会は、一月四日正午より、いつもの鎌倉市「二楽荘」で開催された。当日は気温が十七度まで上がる四月並みの暖かさで、出席者こそ昨年より二名少ない二十七名(年末には三十二名の予定だったが年明けて急に五名の欠席連絡ありこの数字になった)だつたが、新年に相応しい晴れ晴れとした雰囲気の中で盛大に行われた。
先ず戦没者及び復員後物故者に黙祷を捧げ、開会の辞に続き伊藤正敬君より昨年末より同君の絶大なる努力により、開設された「なにわ会HP」についての概要が配布資料をもとに説明され、一人でも多くの人がこの「HP」にアクセスすることを期待する旨の発言があつた。
次になにわ会年度幹事を代表して相澤善三郎君から代表幹事としての抱負の表明、続いての乾杯の音頭で親睦会に入った。また女将さんよりは「三十年を超える長い間のご愛顧にお礼を申し上げます。本日は特別の料理を準備しましたので精力をつけて頂き、益々ご健康で更なる長寿をお祈りします。」と親しみの籠(こも)った挨拶があつた。
料理の皿が重なり、アルコールが適度に入り気持ち良くなったところで、相澤君の軍歌を含めての硬軟織り交ぜた美声の披露があり、座が一挙に盛り上がった。又同君の勧めで後藤俊夫君よりは十八番の最上川船歌の名調子も聞かれ一同聞きほれた。いつもなれば病気の暗い話題になり勝ちであつたが、両人のお蔭で明るいムードが出来、再会を喜びあうと共に、より健康で、元気で暮らして行くためにはと、前向きの話題が多い懇親会となった。
終わりに市瀬幹事より、ある会合で聞いた寿命に就いての話として「八十歳を超えた人
お互い健康には注意し来年の再会を期して、午後三時散会した。
(後記)
@ 今回より椅子席にしたのは好評であり、また、女将の言う特別料理も質、量共に所を
A 市瀬幹事の「今後何歳まで生き延びるか」の発言に対し、後藤 寛君よりは一般論としてはそのようになるだろうが、我々の様な厳重な身体検査をパスし兵学校に入学し、成長盛りの大事な時期に鍛錬された集団では事情が異なり、女性と同様九十歳までは大丈夫と言う結果が、育って来た環境を考慮した計算から算出されていると、補足があつた。果たしてどちらに軍杯があがるか。