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昭和62年 6月 7日実施

第二十二回参拝クラス会の記

高田 俊彦

本年の参拝クラス会は67日(日)例年の如く盛大に実施された。数日来続いた初夏のような好天に恵まれ、昨年より1時間早い集合にも拘わらず、参加者の到着は極めて順調、教官3名、ご遺族106名、生存者127名、計236名が10時に昇殿参拝した。

幹事中井末一がなにわ会を代表して別記祭文(掲載略)を奏上し、6人の代表の玉串を奉奠して式は滞りなく終了した。

懇親会は、昨年までの学生会館が改修中の為、九段会館で行われた。今年は海幕広報室のご協力による映画「海の護り」

 

ももらう1100から、場所を九段会館に移し、懇親会に入る。村上幹事の司会で進められ、来賓の柳田教官のご挨拶を頂き、乾杯、懇談に移った。懇親の話がはずみ、盃も進むうち、賀川近子様(慶近君母堂)、続いて伴すず様(弘次君母堂)のお年を感じさせない美声での詩歌が披露され、また、続いて、井尻武弘君(文彦君の弟)、伴辰三君(弘次君弟)の素晴らしい歌唱のご披露があった。

宝納幹事からは、渡辺邦子様(元木恒夫君姉)の短歌、切々、弟恒夫君を思う心を31文字に歌った。

 沖縄を指して往ける五機の星

         わが眼うらに今も灯れり

が披露され、参加者みな、弟を思うその心に感動した一ときだった。

ご遺族を代表して泉本厳様(修君兄)の心からの挨拶があり、高崎君の指揮で軍歌合唱、最後に岩波正幸様(欣昭君兄)の音頭で万歳三唱して、来年64日(日)の再会を期して散会となった。

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