100号
藤瀬韶国君の大和
編集部
会友の藤瀬韶国君が描いた「戦艦大和」が国際児童年三十周年記念カレンダーに取り込まれた。
下の写真はそのカレンダーを写したものである。
藤瀬君はこの経緯について次のように述べている。
「瓦礫の山から立ち上がり、技術立国を目指して想像も出来ない経済大国になったのは、大和に集結された技術があったからである。子供の時から帝国海軍の造艦技術の素晴らしさに憧れていたので、大和の60周忌に当たり最後の姿を絵にすることにしたが、艦の大きさ、重さ、速さ、強さ、美しさを強調した。
護衛戦闘機なしで、沖縄向け一路南下したが、三千余柱の英霊の方々は、雲が出るようにひたすら神に祈られたことだろうと思いつつ描いた「大和」である。
この度、美術雑誌「文化展望」から国際児童年三十周年に当たり、私の描いた「戦艦大和」をカレンダーにして国連NPOを通じて世界各国に配布したいとの依頼があった。造船の大先輩が努力された技術の結晶を世界に紹介したいと強く望んでいたので心よく引き受けた。」