002号
平成22年湘南なにわ会新年クラス会記
上野 三郎
後列左から 相澤善三郎、左近允尚敏、松下太郎、安藤昌彦、岩松重裕、平野律郎
前列左から 溝井 清、宮田 實、山田良彦、伊藤正敬、足立喜次、後藤 寛
後列左から 幸田正仁、若松禄郎、窪添龍輝、深尾秀文、浦本 生、ママ、新庄 浩
前列左より 泉 五郎、市瀬文人、藏元正浩、野崎貞雄、中井末一、上野三郎
恒例の湘南新年クラス会が、1月4日正午より初詣客で混雑する鎌倉市小町通りの「二楽荘」で開催された。年末より続いている晴天の影響で最高気温も10度とこの時機としては平均的な寒さで、24名の出席者(昨年も24名)で賑やかに開催された。出席者の半数以上は米寿を迎える年齢に達し乍ら矍鑠(かくしゃく)たる人達の会合となった事は喜ばしい限りである。
先ず戦没者及び戦後物故者(特に昨年はこの会員の大谷、森園、山下茂幸、出口の4氏の逝去があった)に対する黙祷。
開会の辞に続いて左近允氏より谷川教官(66期)が94歳で活躍して居られる、我々もそれに続こうとの新年の挨拶と乾杯の音頭があり親睦会に入る。
冒頭伊藤正敬氏より他のクラス会の状況、ニュース2号の進行状況、6月の永代神楽祭の参加の呼びかけ方法等の説明と、最後に会計の逼迫に鑑み、来年は相応の寄付をお願いする可能性の提案もあり、出席者の理解を得た。
山田良彦氏より高橋猛典氏の発案で湘南なにわ会新年会の発足となった事、二楽荘の女将との関係、昭和46年頃の懐かしい想い出が語られた。これに答えるように女将から「高橋先生は天国にゆかれたが、この恩に報いるため、この会には一生懸命努めさせて頂くと共に、今年も頑張ると自分を励ましています」と挨拶があった。
さらに、市瀬文人氏より、故高橋猛典氏とは同分隊であり、住いも逗子と鎌倉と近く親交があり、この会合が発足してから受付を務めて来ており、懐かしい会合である。高橋氏の尽力に報いる為に氏の奥様及び仲のいい女性の方々を次の会合よりお迎えしたいとの動議が提起され、賛同をえた。
紹興酒で気分の良くなったところで、相澤善三郎氏より何時もながらの軍歌等美声の披露があり、また幸田正仁氏のカラオケで鍛えた渋い歌に一同聞き惚(ほ)れ、その他泉、野崎、溝井諸氏の想い出話、近況報告等があり大いに盛り上がった。
この種の会合で有り勝ちな病気等のじめじめした語らいは殆ど無く前向きの話題で終始したのはよかったと思う。2時間半に及ぶ会合も市瀬文人氏の締めの言葉で「来年の再会」を誓いあい、今年もいい1年であることを祈念してお開きになった。