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平成22年5月7日 校正すみ

巨星 墜つ

 

 坂元正一会長 逝去さる

謹んで日本産婦人科医会会員各位にお知らせいたします。

本会、坂元正一会長は、平成1812282342分に逝去されました(享年82)。

 先生のご冥福をお祈りします。

なお定款第15粂2項により、会長代行として清川尚副会長が、当面の業務を引き継ぐことになりました。

本会は「故坂元正一先生お別れの会」を以下のように執り行いました。

平成19年2月4日(日)午後3時30分〜午後5時30

委員長  会長代行 副会長 清川尚

副委員長 恩賜財団母子愛育会愛育病院院長 中林正雄

     東京大学医学部産婦人科教授 武谷雄二

副会長  木下勝之、佐々木紫

監 事  高橋克幸、寺尾俊彦

「お別れの会」の詳細は3月号に掲載します。

(編集部)これは日産婦医会報19年2月号トップ頁の記事です。

次は同紙末尾の編集室雑記帳の記事です。

坂元正一会長のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、ご生前の偉大なご功績を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

私が東京大学付属病院分院に入局した当時、坂元先生は本院の教授をされておりました。東大分院に入局した私は、小林拓郎教授の下で研修しておりましたので直接坂元先生にご指導いただく機会は残念ながらございませんでした。

坂元先生との最初の出会いは、20年前にシンガポールで開催された国際不妊学会の時でした。私の口演発表のセッションの座長がイギリス人の某教授と坂元教授のお二人でした。発表後座長の坂元教授から流暢な英語で質問された時のことが、いまだにはっきり記憶に残っています。それが坂元先生と交わした初めての会話でした。それ以降は大学関連の行事の時にお会いする程度でしたが、平成17年に産婦人科医会の幹事をやるようになってからは、大変お世話になりました。

医会で拝見する会長は、年齢を感じさせないほどお元気で、精力的に活動されておりました。2週間ごとの常務理事会の司会もお一人で長時間なされ、さぞお疲れだったことと思います。

最近の産婦人科診療において噴出している諸問題に対して真っ向から先頭に立って立ち向かう会長の姿勢には、大変勇気づけられました。坂元会長の偉大な遺志を受け継ぎ、われわれは全力でこれらの問題になお一層の努力を傾けなければなりません。きっと天国から温かくお見守りくださり、応援していただけることと思います。

今まで長い間大変お疲れ様でした。お心安らかにお眠りくださることをお祈り申し上げます。

(幹事・竹内 亨)

追記  この記事は、春日仁君の令嬢、春日美智子様(茅ヶ崎産婦人科副院長)から頂きました。

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