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95号

第十三回戦闘機会の記

           吉江 恒良 

十八年度の戦闘機会は小雨に煙る浜名湖畔の鞠水亭で実施した。幹事は小生と阿久根が指名されたのであるが、彼は体調思わしくなく欠席したため、同郷のよしみで市瀬が手伝ってくれることになり、有難くお手伝いをお願いした次第、お陰で心強く会を進めることができた。

参加者は、男性十二名、女性九名の二十一名であったが、常連の最長老の山田一夫様(故三郎の令兄)と松山が欠席となったことは淋しく思う一方、浜松在住の偵察大槻の友情参加を得、又久し振りに林の復帰を得て賑やかに開会できた。

懇親会は午後六時開始、まず戦没並びに戦後物故のクラス諸兄に思いを馳せて冥福を祈り黙祷、続いて乾杯、打ち方始めとなる。

宴たけなわの中に相澤の笑いを誘う歌、恒例の村瀬の日本舞踊などを交え、愉快に歓談した。途中石井から今後の戦闘機会の在り方について提案があった。今迄の一泊二日の会は年齢的に困難であるが、止めてしまうには忍びない。そこで続けるとした場合、泊まりをやめて会食だけとし、集まるにも帰るにも便利な東京でやってはどうかという提案で、これに対し全員の拍手で決定した。

 

写真説明 左より

前列 吉田純子(俊道娘)、中西典子(同嫁)品川夫人、市瀬夫人、

    中西夫人、竹内夫人、河野夫人、粕谷夫人、竹内和子(茂妹)

二列目 市瀬文人、村瀬信義、大村哲哉 大槻敏直、       

相澤善三郎、岡本俊章
森園良巳、林 藤太   

後列 粕谷 衛(仁志弟)、新庄 浩、石井 晃、吉江恒良         

 ついで来年の幹事については、石井が強引且つ丁重に相沢を指名、一方頼まれれば絶対嫌とは言わない大物相澤のこと、文句一つ言わず受諾。全員頼りがいのある相澤の幹事で新しい戦闘機会を期待し、安堵した様子がうかがえた。

ついで二次会はカラオケとしカラオケルームの収容人数の都合で二部屋を借り、男女別にセットした。女性ルームには相沢、石井両君に世話役をお願いした。翌朝承ったところ女性ルームは大いに盛り上がった由、矢張り幹事にとっては頼りになる両君であった。

翌日は遊覧船で浜名湖を遊覧し、十一時三十分より同ホテルで昼食。昨晩の料理に勝るとも劣らぬ会席料理に舌鼓をうちながら、各自の戦歴、近況等を発表しお互いの健康を祈り、再会を期待して解散した。