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昭和46年 613日実施

第六回参拝クラス会の記

後藤英一郎

613日(日)靖國神社において慰霊祭、続いて九段会館において懇親会が行われた。

前日12日(土)は雨と風が強くて、当日の天気が危ぶまれたが、一同の精進のお陰で前日とは異なって清々しい朝を迎えた。

当日は靖國神社北参集所に受付を用意したが、幹事が到着する9時頃から早くも参列者の顔が見え、11時には大部分が揃った。参集者は結局、教官3名、ご遺族102名、生存者109,関係者(主計科横須賀クラブの方)合計215名となった。(氏名掲載略)

◎ 靖國神社昇殿参拝

11時過ぎに予定どおり拝殿に入り参拝を行った。型どおりの神事のあと、田中宏謨幹事長が祭文を読み上げる。次に草鹿校長、7名のご遺族代表、生存者代表田中幹事長が玉串を奉奠。続いて一同昇殿、参拝する。昇殿すると心が改まり、急に昔がよみがえり、親しかった我が友の面影が眼前に浮かんでくる。まさに感無量である。

終戦から既に26年の歳月が過ぎた。当時我々は22〜23歳の紅顔の青年であったが目的達成の為に無心に全力を尽くした。ここではこの当時の若さに戻ることが出来る。靖國の社に眠る我が友との語らいも容易である。些細な出来事の思い出迄も極めて明瞭に浮かんでくる。日ごろ世の雑事にかまけているが、ここに来ると今更ながら懐かしさがこみあげて来る。ぼんやりしている間に神事は終り、ご神酒・お菓子を頂き去りがたい気持を残して靖國神社を離れる。わが友よ、来年の再会までさらば。

◎ 懇親会

 

12時、靖國神社から程遠からぬ九段会館食堂に集合、会場は以前も使用した細長い部屋で、テーブルを三列に並べ、地区ごとに集合場所を用意した。しかし、必ずしも地区別に着席する希望はなく、適当に座って貰う。

まず村山幹事の司会により、昭和46年の世話人の紹介が行われ、続いて世話人代表田中宏謨の開会の挨拶、彼が日頃繊維を扱う職業であるところから、ホットパンツの解説を交えて世の移り変わりを感慨深く語る。聞く者も世の中は全く変わったという思いを新たにして拍手。乾杯の音頭は足立暢也(主)、子供を失った親爺の感情を込めて挨拶。会食、懇談に入る。テーブルにはビール、酒、ジュース、軽食、つまみが能率的に用意された。渋谷常任幹事の采配である。次に来賓の紹介があり(草鹿校長、田中教官、幸崎教官、真継不二夫氏、小梅師匠)引き続き来賓である赤坂小梅師匠の唄が披露された。押本君に小梅師匠の出場を骨おって頂いて一場の花を添えることが出来た。小梅師匠は黒田節、酒はのめのめ、白頭山節、ソーラン節、佐世保小唄、おてもやん等、昔懐かしいメロデーを沢山聞かせてくれた。唄の終った後、「皆さん、これからも多いに長生きして下さい。私もこれから一花咲かせたいと思っています。」と、この場にあった結びをされ、草鹿校長と固い握手を交わし、拍手喝采。

田中教官、幸崎教官からご挨拶を頂き、続いて短い映画「小原台の青春を見る。最近の防衛大学にも昔の面影を見ることが出来て、昔を懐かしむ助けとなった。(小松崎担当)

かくて宴もようやく酣となり、懇談・思い出話が続き、何時果てるとも思われないが時間は終りを告げる。北川軍歌係によって総員立って軍歌を合唱。3時、予定の散会となった。来年の再会を楽しみに帰途に就く。来年は64日の第一日曜日である。

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